英語で過去のことを言う表現

未来、そして現在進行中のことを言う表現を
ここまでで学んできました。

今日の目標はタイトル通り

過去のことを言う

です。

今までよりも覚えることが増えます。
ただ、機械的に覚える感じなので
そこまで構える必要はありません。

では、早速学んでいきましょう!

目次

時間の表現をする際の前提

ここまで英語の基礎を学んできて、
知らず知らずのちに体得されている
英語の感覚があります。

  • I play tennis.
  • He plays tennis.
  • He can play tennis.
  • He is playing tennis.
  • He is going to play tennis.

こんな感じで表現の幅を広げてきましたが
ある共通点に気付くのではないでしょうか。

以下の下線部に注目してみてください。

  • I play tennis.
  • He plays tennis.
  • He can play tennis.
  • He is playing tennis.
  • He is going to play tennis.

気付きましたか?
そう、全部動詞が変化しています。

英語の型を思い出してください。

英語というのは本質的に主語の後はすぐ動詞、
つまり「(主語)が(動詞)する」と先に言い、
それ以外の細かなことは後回しです。ですので、
英語を話す上で主語と動詞が重要なのは
疑いようのない事実
ということです。

主語にくるのは(代)名詞でしたよね。
英語の場合(代)名詞はシンプルです。
単数か複数かで見た目が変わるぐらい。
となると、英語の表現の幅を増やすには

動詞の見た目を変えるしかない

ということになります。

ここまでついてこれていますでしょうか?
文法用語がたくさん出てきて嫌だな…
と思った人は、以下のブログで
念のため復習をしておいてください。

英語以外のヨーロッパ系の言語だと
名詞が初学者にはかなり不規則に
変化して見える言語もありますね。
その点だけで見ると、英語の名詞は
そこまで複雑に変化はしないので
個人的にはやや恵まれているなぁ…
という感覚を持っていたりもします。

英語の表現の幅を広げるには
動詞の見た目を変える必要がある

ということを踏まえて、
過去の表現の作り方を学習していきましょう。

動詞には過去形がある

過去の表現を作るには、
動詞の見た目を変えます

  • He plays tennis.
    「彼はテニスをします。」
    彼はテニスをする人です。

訳し方はなんだって良いのですが、いずれにせよ
これは明確に現在のことを言っていますね。

この文章を過去にして

  • 彼はテニスをしました

と言いたいとしましょう。
こうなるとこれは完全に過去の話です。
彼がテニスをしていたのは過去の話であって、
今現在どうしているかというのは不明です。

こんな時、どう言えば良いのか。

過去形の作り方

結論、

動詞の最後に”ed”をつける

なんとこれだけです。

“play”に”ed”をつけて”played”です。

超簡単ですね!

  • He played tennis.
    「彼はテニスをしました。

あっという間に過去の表現を覚えましたね。
ほとんどこれでいけちゃいます。

この動詞に”ed”がついた形を、
動詞の過去形と呼びます。
そのままです。

ただし、動詞によっては例外もあります
単に”ed”をつけるだけでは過去のことを
表せない動詞がまぁまぁあるのです。

これが、
英語が理不尽と言われる部分の一つですね苦笑

不規則な過去形もある

不規則な変化をする動詞については、
もはや唱えて覚えるしかありません
極めたら感覚で分かるんですけどね。
最初のうちは単純に覚えてしまった方が
逆に習得が早いです。

後ほど、最低限知っておくべき動詞の変化を
お伝えしますね。

過去分詞というものもある

本日のブログは過去形をテーマにしています。
この中で動詞の過去形を覚えなくてはいけない、
という話なのですが、その暗記と併せて、
過去分詞も覚えると効率的です。
以下で取り上げた、知っておかなくてはいけない
文法用語の一つですね。

かいつまんで言うと、動詞の見え方には
原形・過去形・過去分詞があるんですね。

動詞がそれぞれの形を取ると、
以下のような意味を持つようになります。

  • 原形:「~する」
  • 過去形:「~した」
  • 過去分詞:「~される」

今は過去形の話なんですが、
不規則な変化をする動詞を覚える時には、
いっそのこと、この過去分詞も一緒に
ポンポンポンと唱えて覚えるのが効率的です。

「~される」という表現については
また別の機会で説明しますね。
今は過去形のお話です。

過去分詞の作り方

これも実は過去形と同じなのです。
動詞の最後に”ed”をつければほぼOKです。

「ほぼ」と言ったのは、過去形と同様、
不規則な変化をする動詞もあるからです。

不規則な過去分詞もある

感覚的には、動詞の最後に”t”や”en”をつければ
過去分詞になるものが多い
です。
それに、極めれば何となくで分かります。

ですが、やはりこれも結局は唱えて
覚えてしまうのが効率的
と言えるでしょう。

覚えておきたい動詞の変化

では、本日の最後は最低限知っておくべき
不規則な変化をする動詞
をいくつか挙げます。
こればかりは覚えるしかないです。
ただし、上から順番に唱えていくことで、
なるべく覚えやすい順番にしているつもりです。

ここが英語学習のヤマだと思います。
ですが、ひたすら声に出して100回ぐらい
唱え続ければ自然と覚えられます
ので
割と機械的に乗り越えられるヤマです。

変化の法則

不規則に変化するとは言いましたが、
変化の仕方に一定のルールは存在します。

動詞を

原形-過去形-過去分詞

と置いた時に、例えばその全てが変化する場合
この動詞のことを

A-B-C型

と言えるでしょう。

逆に、全てが変化しない場合には、

A-A-A型

と言えます。

まぁ、四の五の言わずに具体的に見て
唱えて覚えるのが早いですね。
以下、一気に唱えていきましょう!

表の形式となりますが、全て

原形過去形過去分詞

という順番で構成されています。

A-A-A型

cost(費やす)

costcostcost

cut(切る)

cutcutcut

hit(たたく)

hithithit

let(~させる)

letletlet

put(置く)

putputput

set(設定する)

setsetset

こんな感じで、どんな場合にも変化しない、
というパターンがA-A-A型です。
たまたまですが全部3文字ですね。

A-B-A型

come(来る)

comecamecome

become(~になる)

becomebecamebecome

overcome(克服する)

overcomeovercameovercome

run(走る)

runranrun

過去形だけが微妙に変化しています。

ここまでは数が少ない上に、
変化の仕方が似ていますよね。
“come”の変化の仕方さえ知っていれば
3単語一気に覚えられそう
な勢いです。

A-B-B型

ここから一気に数が増えます。
唱えた時の唱えやすさ、
つまり覚えやすさの観点から、
変化の仕方が似ているものを
なるべく近付けて記しますね。

bring(持ってくる)

bringbroughtbrought

buy(買う)

buyboughtbought

catch(捕まえる)

catchcaughtcaught

teach(教える)

teachtaughttaught

think(思う)

thinkthoughtthought

build(立てる)

buildbuiltbuilt

send(送る)

sendsentsent

spend(過ごす、費やす)

spendspentspent

feel(感じる)

feelfeltfelt

keep(保つ、続ける)

keepkeptkept

leave(出発する、去る)

leaveleftleft

sleep(眠る)

sleepsleptslept

lose(負ける、失う)

loselostlost

hold(保持する)

holdheldheld

sell(売る)

sellsoldsold

tell(教える)

telltoldtold

find(見つける、分かる)

findfoundfound

hear(聞く)

hearheardheard

mean(意味する)

meanmeantmeant

get(手に入れる)

getgotgot

forget(忘れる)

forgetforgotforgot

sit(座る)

sitsatsat

meet(会う)

meetmetmet

make(作る)

makemademade

lead(導く)

leadledled

have(持つ)

havehadhad

pay(払う)

paypaidpaid

say(言う)

saysaidsaid

stand(立つ)

standstoodstood

understand(理解する)

understandunderstoodunderstood

win(勝つ)

winwonwon

大変でしたね。しっかり唱えてますか?
次で最後です。

A-B-C型

最後は、原形・過去形・過去分詞が
全て異なる変化をするパターンです。

do(する)

dodiddone

go(行く)

gowentgone

drive(運転する、駆り立てる)

drivedrovedriven

eat(食べる)

eatateeaten

fall(落ちる)

fallfellfallen

give(与える)

givegavegiven

grow(成長する)

growgrewgrown

know(知っている)

knowknewknown

throw(投げる)

throwthrewthrown

write(書く)

writewotewitten

ride(乗る)

rideroderidden

rise(のぼる)

riseroserisen

break(壊す)

breakbrokebroken

choose(選ぶ)

choosechosechosen

speak(話す)

speakspokespoken

steal(盗む)

stealstolestolen

wake(目を覚ます)

wakewokewaken

mistake(間違える)

mistakemistookmistaken

take(持っていく)

taketooktaken

hide(隠す)

hidehidhidden

fly(飛ぶ)

flyflewflown

show(見せる)

showshowedshown

wear(着る)

wearworeworn

begin(始める)

beginbeganbegun

drink(飲む)

drinkdrankdrunk

sing(歌う)

singsangsung

swim(泳ぐ)

swinswamswum

lie(横になる)

lielaylain

お疲れ様でした!

思うに、英語学習において唯一、
理不尽と思われるのはこのパートです苦笑

まぁでも、騙されたと思って、
全てを100回ずつ声に出して唱えてください
いつの間にか覚えられます。

これでも、学校で教わったよりも
少ないと思います。ビジネスの現場で
使われやすい単語に絞りましたので。

というのと、中学生ぐらいの時にこのあたりの
単語を覚えると

「うげぇ、量が多いな…」

と思うものですが、大人になってから見ると
意外と

「あれ?この程度の数か」

と思われる方も少なくないみたいですね。

とにかく100回音読です!

と、ここまで暗記を推奨してきて
こんなことを言うのはアレですが
実際問題、仮に”speak”の過去形を
間違えて”speaked”と言ったとしても
相手には通じてしまうでしょう。
ですので、正しい表現を覚えているに
こしたことはないものの、もしも
覚えていなかったとしても、最悪、
動詞に”ed”をつけたり、勘に任せて
それっぽく言うなどで乗り切れます笑
間違いを恐れずに話しましょう!

“is” “am” “are”の変化の仕方

“is” “am” “are”自体は現在を表します。
これの過去形・過去分詞は以下の通りです。

主語が単数の場合には

  • 現在:is, am
  • 過去形:was
  • 過去分詞:been

“I was in LA.”と言えば
「私はロスアンゼルスにいました。」
という具合に過去を表せます。

主語が複数の場合には

  • 現在:are
  • 過去形:were
  • 過去分詞:been

“They were in NY.”
「彼女達はニューヨークにいました。」
ですね。難しくないと思います。

なお“is” “am” “are”については、これが
現在形であるということは間違いないのですが

原形は?と言われると、
その答えは”be”

となります。

先ほどの表に当てはめると、こうなります。

is, am (~である、存在している)

bewasbeen

are (~である、存在している)

bewerebeen

A-B-C型の変化です。

そう、実は”is” “am” “are”という動詞には
原形として”be”という姿がある
のですね。

この“be”という姿は以前にも登場しました。
“can”とか“will”とか、動詞にニュアンスを
足す言葉の直後に登場していましたよね。

  • It can be true.
    それは本当のはずである

みたいな感じで。

当時はなるべく文法用語を使わないように
少しまわりくどい説明をしていましたが、
動詞にニュアンスを込める時は、
ニュアンスの言葉の直後は動詞の原形

という説明によって、
その使い方が鮮明になりますね。

もともと動詞の原形という文法用語は
覚えておかなくてはいけないものなのですが、
この際ですから
改めてその感覚を認識しておきましょう。
ちょっと本日のテーマからは脱線でした。

まぁ、また出てきますので、
その時に都度復習しましょう。

原形が”be”だから“is” “am” “are”は
「be動詞」と呼ばれる
んですね。

今日の復習と次回の予告

今日は大変お疲れ様でした。
過去の表現を学びました。

  • 表現の幅を出すには
    動詞を変化させる
  • 動詞には原形・過去形・
    過去分詞がある
  • 過去形・過去分詞は
    動詞に”ed”をつける
  • 不規則な変化をする動詞もある
  • 不規則な変化をする動詞は
    原形・過去形・過去分詞を
    声に出して100回唱えて覚える

未来、現在、過去と学んできました。
ここで言う未来、現在、過去というのは
それぞれが独立している状態です。

例えば、過去の話をするとき、
現在とは切り離されているわけで、
仮に「過去こうだった」と言ったとしても
「今現在もそうである」かは不明
なわけです。

ということで、次回は過去から今まで、
ずっと続いていること
を言えるようにします。

今日で英語学習のヤマは越えましたよ。
復習を忘れずにいきましょう

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次