Kenの自己紹介:英語学習の道のりと「成功の鍵」

はじめまして!
Kenと申します。

普段は日系企業の会社員として働いています。
日系企業ながら、英語が半分ぐらいです。
世界中のチームメンバーと英語で協業して、
プロジェクトを推進していく
イメージです。

そう言うと商社っぽく聞こえるかもしれませんが
全くそんなスマートな超エリートではなくて
もっと泥臭い感じのJTCという感じです苦笑

そんな私は帰国子女でもなんでもなくて、
1年に及ぶような長期の海外経験はありません
完全に日本国内での勉強だけで、
英語を使えるようにしました。


どちらかというと、海外ノリのような、
やたらフレンドリーに他人に話しかけたり、
パーティに言ったら踊るのが基本
、とか、
やたらテンション高めに話したり、とか、
そういう雰囲気は苦手なタイプです。

それでも、しっかり英語でビジネスしています。
取引先へのプレゼンも英語でしますし、
もちろん世界中のメンバーとのやりとりも英語。
企画書作成も英語でします。

これができるようになると、
自分の仕事の守備範囲が激増しますから、
会社員として評価される数字という意味で
一気に自分が稼げる額というのが変わります
つまり、圧倒的に評価が上がります
そうすると年収も増えますし、その実績で
LinkedInなどでプロフィールを英語で書けば
あっという間にヘッドハントされます。

仕事自体も良いですが、海外出張も増えます
旅費は当然会社持ちですから、
ビジネスクラスも乗り放題です笑
このあたりはもう、醍醐味ですね笑

そんな私なんですが、日本国内での勉強だけで
ここまでのレベルに英語レベルを高めたのが
相当珍しいらしくて、同僚から、

その学習法を教えてほしい

と依頼されるようになりました。

そこで、改めて自分の復習の意味も込めて
せっかくだからブログに公開して
そのやり方を棚卸してみよう、
と思って今に至っています。

自分の中にその学習法はあるのですが、
なかなか文字に落とし込むのは大変ですね。
時間がかかっています。気長にいきます。

ただ、同僚とはすぐに会話できますから、
その学習法を試してもらったところ、
その効果は割とすぐ出ました
もちろん数日で、とはいきませんが、
英語の会議を仕切るぐらいであれば
意外とできるようになりました

自分でも気づいていませんでしたが、
短期間でビジネスパーソンの英語力を
伸ばすことは自分の得意技
のようです。

ちなみに、その学習法は盛り込めてないですが
1日の学習だけで
英語プレゼンや会議を乗り切るための
小手先のテクニック
だけであれば、
以下のバナーの先に教材化して置きました。
ご興味があれば是非手に取ってみてください。

今の目標は、もちろん仕事にまい進して、
もっと海外出張を増やすことです笑
英語学習は動機が結構重要で、
そんな不純な動機でも良いと思うのです。
楽しんで勉強するのが一番です。

また、そんな自分の目標に加えて、
せっかくブログを書き始めたので、
英語で仕事ができるビジネスパーソンを
もっともっと増やせたら良いな

と思います。

先ほど書いた通り、なにも英語の文化に
自分自身を合わせる必要はない
です。
時には相手の文化に自分を合わせた方が
ビジネスが上手くいく場面もあるでしょうが、
英語話者の文化を理解する、ということ自体を
最低限のポイントにしていけば良いでしょう。
なにも、急にテンションを上げたり、
ダンスができるようにならなくても良い

と思うのです。そこまでならなくても、
英語でお金を稼ぐビジネスパーソンになれます

私の学習法はそこまで複雑ではなくて、
だからといって、よく流行っているような
●●するだけでOKみたいなものでもなく、
どちらかというと地に足の着いた系です。
数日でペラペラ!とはいきませんが、
それでも英語学習で得られるであろう
人生における選択肢の幅は凄まじく、

年収も上がり、学習の価値は大きい
と信じています。

前置きが長くなりましたが、
そんな英語学習の成功の鍵を明かすべく、
非常に個人的な話になりますが
私の英語学習の道のりをご共有します。

目次

はじめに

「英語でゴリゴリに仕事をしている」と言うと

きっと海外で暮らしたことがあるに違いない

などと言われがちなのですが、
実は小学校からずっと国内の公立育ちです。

中高一貫の私立校や有名進学校だと
英語に限らず勉強の進度が速かったり、
あるいは英語教育に特色がある私立校では
校内生活が半分ぐらい英語ということも
あるようですが、私の場合は公立なので、
一般的な日本の英語教育を受けてきた
と言って差し支えないと思います。

ただし、中学校~高校にかけては、
学校の勉強だけでなく、塾にも通いました。
これは英語塾ではなくて普通の受験塾ですね。
つまり私の英語の大部分は、
悪名高い受験英語からできている
ということになります。

ただ、評判の悪い受験英語ではありつつも、
もちろん全部が全部無駄とは思いませんし、
逆に、本当に重要なところだけを見抜いて
強弱をつけて学ぶことができれば、
これはこれでアリ
だなとも思います。

今、サラリと大切なことを言いました。
「本当に重要なところだけを見抜く」と。
そう、やはり英語学習の効率を最大限に
高める
ためには、これは重要だと思うのです。

本質の見極め広がり

私に限らず、国内での勉強だけで英語を見事に
運用できる人をごく稀にお見掛けしますが、
皆さん、このポイントを押さえています。
例えば、文法を学ぶにしても、
本当に重要なポイントはどこなのか。
受験英語ではどうしても網羅的に学ぶので、
本質が分からない状態で情報過多になり、
結局わけがわからなくなってしまいます。
ですが英語運用に長けている人というのは
幸運にもその「本質部分」を教えてくれる
先生方に巡り合えた人が多いようです。
「本質部分」を理解しているから、
その「周辺に広がっているポイント」についても
すんなりと理解が進み、盤石な学習に
繋がっている
ように見えます。

本日のブログでは、
私の英語学習の道のりを振り返り、
そこで得たことをなるべく単純に一般化して、
この道のりのどこが良かったのか、あるいは、
どこがもっと改善できたのか、ご共有します。

中学校時代の勉強

進研ゼミの英語ビデオ教材


私の世代は中学校から英語が始まりました。
ただ、実は中学校入学前に、
当時私の周りで流行っていた通信教育である
「進研ゼミ」というものも受講していました。
細かな内容についてはあまりに昔のことなので
記憶が定かではないものの、
中学校入学に向けた準備講座的な付録があって、
その中に英語のビデオが入っていました。
最初の英語学習との出会いはこのビデオでした。

実は、今となってはお恥ずかしい話で、
当時の私は、子供の頃にありがちな、
青い夢を描いていました。それは、
誰もが似たようなことを思うのかもしれませんが

大きくなったら将来、
世界に通用する〇〇になるんだ!

というものです。この「〇〇」の部分は、
恥ずかしすぎるので言いません笑
ただ、そんな「世界に通用する」なんていう
今となっては青い夢があったので

英語を一生懸命勉強しよう!

という熱意はそれなりに持っていました。
なので、その進研ゼミのビデオも、
結構擦り切れるまで見たものです。

そのビデオ教材の中で、私の今の英語力にも
しっかり活きているコーナーがありました。
キャラクターは早見優さん(懐かしい)で、
早見優さんの口元がアップになって、
アルファベットを発音する、というものです。
幼い頃、その部分を何度も見て、
何度も同じように発音したものです。
口の中が結構アップになっていたので、

なるほど、口の中をこうやって動かせば
英語っぽい音が出せるんだな!


などと関心しながら練習していました。


実は大学で外国語学部があるところに
進学したため、大人になってからは
「音声学」というものも学んでいます。
これは簡単に言えば読んで字の如く、
「どう発音したら英語っぽく聞こえるのか」
というのを研究する学問です。
これを学べば、多くの人の発音は向上します。
今になって思えば、音声学的な観点からは
ほんの少し、実は誤った説明もあったように
記憶しているのですが、それでもこのビデオの
そのコーナーは発音を学ぶ上では
非常に参考になったなと改めて思います。
結局のところ、発音の本質というのは、


一つ一つのアルファベットの
発音を極めること


と私は捉えています。その上で、
それら一つ一つの「音の繋がり」の理解へと
広げていくのが効率的だと感じます。

大手塾で初めての英語授業

中学校入学の少し前から、
「お友達がみんな通っていたから」という
ただそれだけの理由で塾に通い始めます。
最初の塾は大手の塾でした。
そこで、中学校の授業よりも先に、
初めて英語の授業を受けることになりました。
英語の先生はK先生という穏やかな先生でした。

このK先生、基本的には網羅的に英文法を
教えていくという、王道の授業でした。
その教え方や板書は非常に整理されていて、
とにかく分かりやすい。
網羅的にやっているはずなのに、
限られた授業時間での説明スピードも
全く速くなく、むしろゆっくりで、
恐らくは中学校の文法で学ばなくてはいけない
内容の全てを最短距離で教える技術
長けていたのではないかなと思います。
最初の英語の授業がK先生だったのは幸運です。
後にも先にも、K先生による、
情報量に対する教え方の分かりやすさは
ダントツだったと思います。

膨大な情報量を分かりやすく、
最短距離で学ぶ道筋を知る

小さな塾で伝説の先生に出会う

当時の公立高校受験というのは、
「中学校での内申点」が非常に重要でした。
要するに受験当日のテストの成績に加えて
日頃の学校でのテストの成績が超重要、
ということです。前述の大手塾の場合は、
さすがに大手というだけあって、
難関校の受験指導は手厚かったのですが
通っている中学校のテスト対策というのは
手薄だった印象でした。そこで、近隣の中学校の
テスト対策に定評がある小さな塾に変えました。
そこで出会ったのがY先生です。

Y先生は、出会った時点でもう60歳ぐらいで、
塾講師歴はその時点で実に約40年という、
近隣ではちょっとした伝説的な先生でした。
これぐらいのキャリアになると、
通っている生徒さん達の親も、同じY先生に
教わっていた、みたいなことが平気で起きます。

肝心の授業はというと、
とんでもなく分かりやすいのです。

先ほどのK先生も素晴らしい分かりやすさでした。
こちらのY先生の分かりやすさはまた少し、
その質が違っています。K先生が網羅的に、
学ぶべきこと全てを最短距離で示すのに対し、
Y先生の場合は網羅的ではありませんでした。
教授する内容自体が極限までそぎ落とされ、
英語の本質を教えてくれるイメージです。

必要以上に情報量を増やしてしまい、
ノイズになって混乱してしまうぐらいなら、
絶対に押さえるべきところだけを抽出
その後で応用させれば良い。
授業は本当に分かりやすくて、
さすがこの道40年の達人、というところです。

応用が効く形で本質を押さえる

ただこのY先生にはもう一つ有名な話があり、
とにかく「メチャクチャ怖い」のです。

私達が教わった時点でおじいさんでしたので
昔よりはだいぶ丸くなったと言われていましたが
それでも相当怖かったです。
生徒達を当てまくって答えさせる形式で、
なぜだかやたら一人を集中攻撃するのです。
私も何度もその犠牲になりました苦笑
なかには怒られすぎて泣き出してしまう子も。
今の時代だったら完全にアウトだと思います。
私は本当に怒られるのがストレスだったので
復習だけはしっかりするようにしました。
Y先生は、一度やったことができないと怒るため、
とにかく復習だけしておけば何とかなります。
このスパルタ授業は、二度と受けたくない苦笑
でも、私の英語力の根っこというのも事実です。

そんなY先生は数年前に亡くなってしまいました。
メチャクチャ怒られましたが、今となっては
不思議と良い思い出になってしまっています。

この頃の勉強の甲斐もあってか、
中学時点で英検準2級を取得しました。
当時の非帰国子女としては
まぁまぁ早い取得だったと思います。

高校時代の勉強

2.5ヶ月だけのアメリカ生活

公立高校に入学後も、中学時代に続き、
達人Y先生の授業を受けていました。
ただ、高校に入ってからの英語の勉強は、
中学までのものとそこまで変わらないな、
と感じていました。特に文法的には、
そこまで新しいものはないのではないか、と。

大きく変わったのは、年齢相応の単語力が
必要になっていった点です。中学英語からは
明らかに単語レベルと熟語レベル、あとは、
ちょっとした言い回しの幅が増えました。
ただしこれはもう、新たに学ぶというよりは
単純に暗記の世界の話、という認識です。

単語、熟語、言い回しの暗記

普通に青春を謳歌していた頃、ひょんなことから
タダでアメリカに2ヵ月半も滞在できる、という
非常に美味しい話が舞い込んできました。
これはY先生の伝手で、ちょっとした試験を受けて
合格すれば実現するというものでした。
結果、試験は合格、束の間のアメリカ生活です。

この短い滞在についての話では、
得たものが本当にたくさんあったので
また別途の記事にしたいと思います。
ただし一つ明確にお伝えしなくてはいけないのは
英語力という観点から言えば、
この2.5ヶ月という短い期間では
大きな成長は無かったという話です。

確かに、言いたいことを伝えるために、
当時は電子辞書を片手にやっていたので
カンニングしながら単語は学べました。
でも、そこでの単語というのは、
ほとんどが高校時代に知っておくべき単語です。
アメリカに滞在云々以前のレベルです。
また、リスニングに関してはびっくりするぐらい
特に最初の頃は全く聞けませんでした。
最後の方は多少聞き取れるようにはなりました。
これは単純に速い英語を聞き続けた結果であり、
聞き取れるようになるまでかかった時間から
逆算すれば、日本でも再現可能な話です。

海外での短期滞在を経て、多少英語の
聞き取りはできるようになったとは言っても、
本当に残念な話ながら、最後の最後まで、
私はペラペラと
自分の意見を英語で述べて
会話するということはできなかった
のです。

実はこの滞在に先だって、少なくとも
度胸ぐらいはつけようと、ネイティブによる
マンツーマンレッスンにも数回通いました。
その時は普通に会話ができ、外国人と話すという
度胸のようなものもついたつもりでした。
でも実際に海外に出てみると次元が違いました
ハッキリ言って、当時の私にとって、
このマンツーマンレッスンは
英会話という意味では全く役に立っていません。
恐らくですが、結局のところ、
マンツーマンレッスンは、私が分かるようにしか
先生も話してくれなかった
んだと思います。
一歩海外に出れば私のことなどお構いなしです。
みんな、英語ができない私のレベルなど無視して
容赦ないスピードとレベルで話してきます。
このことから、自分のレベルに合わせすぎるのも
もしかしたらよくないのかもな、などと
思うようになりました。

自分のレベルよりも
少しだけ高いレベルの学習を

英語力という意味での向上は限定的ながらも、
この2.5ヶ月のアメリカ滞在は、
私に非常に大きな影響を与えました。
確かに当時は全く英語を話せませんでしたが、
今度またあの場所に行く時には、
あの時に出会った人達と、何不自由なく、
英語で意見交換をできるようになりたい。

そう強く思うようになり、英語の勉強に対して
さらなるやる気が出ました。
このような具体的な目標を持つということは、
その後の英語学習にとって良いことでした。

具体的な目標を持つ

もう一つ感じた重要なことは、英語以前に、
自分の意見を持っていない
ということでした。この話は、海外留学などを
したことがある人の多くが言うことです。
正確には、自分の意見はあるのだと思います。
ですがネイティブの英語話者は、
日本に住む我々よりも自分の意見を強く持ち、
それを相手に伝える術
を持っている印象です。
この傾向はアメリカ人に限らず、
ヨーロッパでも同様です。ですから、
日本人と欧米人が真正面から議論をすると、
普通に日本人は負けがちです。
ここでも悔しい想いは何度もしたものです。

英語以前に、何を話すか

アメリカでの学びについては、
以下のブログに少し詳しくまとめました。

圧倒的な演習量の小さな塾へ

高校時代後半は大学受験に向けた勉強です。
ここでは先ほど述べた通りでもはや単語と熟語、
そして言い回しの暗記が物を言いました。
ですので、先生から何かを習う、というよりは、
とにかく問題を解きまくって暗記することだ、
という具合に考え方を変え、
その方針に合うような塾に変えました。
こちらも、規模の小さな近所の塾です。

圧倒的な量の演習をさせてくれたので、
受験勉強という意味では大変良かったです。
また、その塾で出会ったS先生は博識です。
教え方の分かりやすさは、K先生やY先生には
及ばないのですが、英文法について、
知らないことは何もありません。
恐らく、S先生よりも受験問題を解ける先生は
いないんじゃないか…そう思うぐらいです。
とにかく文法の知識は素晴らしかったです。

高校時代には英検準1級を取得しました。
これも当時の同世代の比帰国子女としては、
やや早い方だろうと思います。

という感じで大学受験を迎えたわけですが、
残念ながら志望校には合格できず。
もちろん英語だけが原因ではないですけどね。
浪人という道を選ぶことになりました。

浪人時代の勉強

先ほど、高校時代は単語、熟語、言い回し、
この3つが重要だと述べましたが、実はもう一つ、
大学受験という意味では大事なことがあります。
それは文の構造の完璧な把握です。

大学受験ということだけで言えば、
英語の文章の構造の把握を問われることが
多くありました。これは受験的に重要でした。
英会話ということになると、正直そこまで、
細かく文章を文法的に分析して云々…
という時間はないわけなんですが、
読み書きという意味では重要なわけですね。
どれが主語でどれが動詞で、
どれが接続詞でどれが関係代名詞で…
みたいなことの把握ですね。
これができないと当時の大学受験では
高得点を取ることができませんでした。
基本的に私は英語でお喋りさえできれば良い、
と考えていたので(今もそうですが)、
この辺りは正直フィーリングでした。
でも、受験英語はそうはいきませんので、
S先生の指導のもと、完璧に仕上げました。

文構造の完璧な把握

でもこれは微妙にオプションかなとも思います。
受験を目指すわけでもないし、英会話だけで
良いという場合には、余力あらば…
ぐらいの話で良いのではないかと思います。

もう一人、同じ塾で出会った先生がいます。
頭文字が同じなので仮にK津先生としましょう。
この先生は素晴らしかったです。
一言でいえばエンターテイナーでしょうか。
大手予備校でも教えていた経験をお持ちです。
授業の分かりやすさも前述のK先生や
Y先生クラス。授業中は当てまくり、
怖い時は怖く、そうかと思うと雑談は面白く、
授業内容自体も独自のメソッドで楽しい。
授業の緊張感の作り方が非常に上手いです。
また、受験ならではのテクニックはもちろん、
英語そのものの楽しさも教えよう
してくれていたと思います。
この先生も生徒のやる気を伸ばし、
成果に繋げる達人の一人でしょうね。
教わった期間は1年未満と、
私が出会ってきた先生方のなかでは
一番短いのですが、私のなかでは、
受験英語を教えるという意味では
ベストな先生でした。
英会話についてはK津先生が英語で
海外の人と話しているところを見たことないので
正直なところは分かりません。
ただ、教わる側からすれば、話すために必要な
知識というのは完全に学べます。

そんなS先生、K津先生の力を得て、
やっと志望大学に合格できました。
外国語学部がある大学です。

この頃の学びについては、
以下で詳しく紹介しています。

大学時代の勉強

英語を学問として学ぶ

その大学には外国語学部があったので、
英語を学問として学ぶことができました。
先ほど少し話題に出た「音声学」なんかは
外国語学部っぽい授業の一つですね。
他にも、文章の構造を極めていく
「統語論」みたいな授業でしたり、
もちろんネイティブの先生は多くいらして、
英語での論文の書き方を教わってみたり。

ただ、一通りやって思ったのは、
音声学なんかは楽しいなと思いましたけど、
統語論の世界までいくと
もうわけがわかりませんでした苦笑

細かいことは割愛せざるを得ないのですが、
なんかもう、語学の話のはずなのに、
「構造の把握」みたいな話になって、
数学を学んでいるような錯覚に陥るのです。
すみません、私だけかもしれませんが笑

ということで、この頃になると
大学の勉強はそこそこに、
TOEICや英検1級を目指すようになります。
海外旅行もそれなりにして、
例の高校時代にアメリカ滞在した際の友人達を
訪ねて周り、ちゃんとお喋りをしたりとか、
そちらの方に精を出していました。

TOEICは初受験で890点、卒業までに930点。
この結果は私としては不本意です。
TOEICは難しい試験ではありません。
試験の難しさとしては英検1級の方が
比較にならないぐらいに難しいです。
TOEICはどちらかというと時間に追われます。
なので、どうしてもミスするんでしょうね。
手ごたえはいつも990点なんですけどね苦笑
結果が届くと大体この程度の点数です。
リスニングはいつも満点なので、
それ以外の部分で焦ってミスしていると
思われます。あれは満点取れると思うのですが、
まぁ、ケアレスミスはもう性格的にも
無くすことはできないかなと思い、放置です。
英検1級は筆記は1回で合格しましたが、
2次試験の面接では1回落ちました。
このあたりの話もいつかしたいですね。
2回目でなんとか合格しています。

予備校講師時代

大学時代のバイトは塾講師でした。
高校時代~浪人時代にかけて学んだ小さな塾で、
しっかりいくつか授業のコマを頂き、
集団授業、時には個別指導もしました。
この時代としては珍しいと思いますが、
リスニングの授業も担当しました。

実はこの塾、近隣の普通の公立高校の生徒
多く集まる塾です。中学校時代に私が通っていた
大手塾や、Y先生を擁する小さな塾については、
近隣の進学校の生徒が多く集まりますので
入塾時偏差値で60以上の子達が集います。
ですが私が高校時代後半~浪人時代を過ごし、
予備校講師のバイトをしていたこの塾は、
入塾時偏差値で40~50ぐらいの子達が
ボリュームゾーンの塾です。
つまり、言い方がやや悪くて恐縮ですが
スタート地点が多少遅れている子達に
成果を出させなくてはいけない
のです。

ですから私は、K先生やS先生仕込みの、
本質を知ってもらい、そこから応用させる、
とにかく分かりやすさ重視で授業しました。
受験に限らず、また英語に限らず、
初心者にとってあまりに網羅的に教えたり、
膨大な情報を与えると逆効果だと思うのです。
お蔭様で、私の授業は凄く分かりやすいと、
それなりの評判を頂くことができました。

結果的に3年ぐらいバイトしました。
1年に40名ぐらいの生徒がいて、
それを3年なので120名程度の生徒がいましたね。
みんな例外なく40~50程度の偏差値から始まり、
大体MARCHぐらいの大学に進学したので、
平均的に偏差値60ぐらいまでにはできました。
偏差値10~20アップですね。
もちろんこれは私だけの力ではなく、
S先生やK津先生、そして英語以外の先生方との
チームプレイによる結果です。何よりも、
本人たちの努力、実力、そして運ですね。

大学卒業後は、大部分の人と同じで、
日系企業に就職していくことになりました。

社会人になってからの勉強

突然訪れた英語プレゼンの恐怖

社会人になって10年間程度、
日本語だけで仕事をする日々でした。

そんなある日、取引先に日本語でプレゼンを
準備していたところ、プレゼン数日前に、
急遽取引先の海外から偉い人がくる、
という話になって大騒ぎになりました。

本当に、残り2日とか、そんなタイミングです。
こうなると通訳の手配はギリギリできても、
資料の翻訳は間に合わなくなります。
当時は今のような生成AIもなければ、
気の利いた自動翻訳ツールもありません。
これはまずい、となった時に、
私が手を挙げました。

そうは言っても最後に英語を使ってから10年。
もはや大学時代から使っていません笑
それでも私が手を挙げなければチームは崩壊。
勇気を振り絞って手を挙げたのです。

プレゼンに向けて頑張って私が資料を翻訳し、
プレゼンターも当初のチームプレゼンから、
私だけが英語でプレゼンする方式にしました。
ですが私も質疑応答に自信がなかったため、
ここはチームメンバーの力を合わせて、
何とか雇えたプロの通訳を通して
最後はみんなで当日を乗り切りました。

これが私のビジネスでの英語デビューです。
この頃の英語プレゼンで学んだことは
山のようにあるのでこれもいずれ詳述します。

一歩踏み出す勇気

仕事での英語運用

そのプレゼンをきっかけに、

あいつは英語で取引先とゴリゴリに
仕事ができるらしいぞ

などという明らかな優良誤認が生まれました笑
完全に優良誤認です。この時点では
「ゴリゴリにできる」とは程遠いです。
ですがここからはもうそうも言っていられなくて
上司達に言われるがままに、海外系の仕事に
引っ張り出されるようになります。
これは本当に鍛えられました。
取引先の皆様には育てていただいた感じです。

結局、場数は大事

その後、ビジネスのレベルはもちろん、
英語のレベル(というか慣れですね)も
上がっていき、今でも海外ビジネスの場には
よくご一緒させていただける
ようになりました。

海外出張もコロナ前だと年に4回ぐらいは
行ってました。もちろん外資系の皆さんや、
商社の皆さんには遠く及ばないでしょうけどね。
それでもビジネスクラスに会社のお金で
乗れるし、現地での滞在を工夫すれば、
ある意味、タダで海外旅行をしている
ような
ものです(いやいや、仕事しなさいよ笑)。

あとは地味に、出張すると各種手当が
ついて、微妙に年収が上がりますね笑
これについては現地駐在が結局のところ
一番良いんでしょうけど、
性格的には日本を拠点に世界を飛び回る方が
何となくやりやすいなとは思っています。

そんなこんなで、海外経験ゼロながら、
英語で仕事ができるようになりました。
そしてお声掛けを頂ける機会は非常に多いです。

これは恐らく、英語だけできる人は
世の中にいくらでもいて、一方で、
ビジネスだけできる人もいくらでもいるなかで、
「英語でビジネスができる人」というのが
意外といないんだろうな、という感覚です。
あの商社でさえ、出川イングリッシュで
なんとか乗り切っている、という人も
いるぐらいです。まぁ、商社の場合は、
英語力を補って余りある人間力で
何とかなってしまうんでしょうね。

同僚への英語レッスン

そんなこんなで、英語を流暢に操って
グローバルに仕事しているように見えながらも、
「実は海外経験無いんです」というと
物凄く驚かれます。その後には必ず、
どうやったのか教えてください、
などと言われます。

そこで、最近では、英語講師時代を思い出し、
同僚に英語を教える機会もあったりします。
もちろんみんな忙しいビジネスパーソンなので、
最初から網羅的にやるのは無理があります。
自ずと、英語の本質に先ずは迫り、
そこから応用を効かせられるような
教授法を心掛けています。これについては、
昔から私が気を付けていた部分ですね。
その結果、全くの初心者から、
英語での打ち合わせを仕切れるまでの成長を
見せてくれた後輩もいます。
もちろん、その打ち合わせには、私も同席し、
何かあったらサポートできる体制を組みます。
それで、良いと思うんですよね。

英語が求められる現場で何も話せない方が
ダメージが大きい
ので、最初のうちは、
英語力の高いメンバー同席のもとであれば、
会議で使える英語レベルとしては
60~70点ぐらいで全然良いと私は思っています。
それだけできれば、英語レベル100点のメンバーの
力量次第で、取引先の信頼を損なわず、
良い結果をチームにもたらすことができます。
これが、100点のメンバーにおんぶにだっこだと、
「なんであのチームはKenしか話さないんだ」
と思われ、チームとしての取引先からの信頼が
毀損してしまうことでしょう。

なので、初心者の方はいきなり完璧は目指さず、
とりあえず取引先から信頼を毀損しないレベルを
目指す
というのが当面の目標かと思います。
(ゴルフのスコアで言えば110~120ぐらい?
 ちょっと低すぎですかね笑)

そのためにも、本質を学んで、その後の
応用に耐えられる学び方が良い
でしょう。
後はやる気と場数次第で、どこまででも
英語力は伸ばすことができます。
また、最低限の力を得ることができれば、
ビジネスに限った話ではなく、
もちろんプライベートでの会話も対応可能です。
個人的な肌感としては、ビジネス英語よりも、
日常会話の方が難しい
です。
日常会話の場合は共通の話題がないというのと、
話すスピードも異常に速くなりがちです。
文化的な背景も異なる状況では、
相手が何気なく話していることへの理解にも
純粋に時間がかかることがあります。
それに対してビジネスの場合は、
国が違っていても話題は共通しています。
少なくとも、打ち合わせの目的と成果は、
メンバー全員で握れているはずです。
その制限内での英会話の方がはるかに楽です。

ですので、ビジネス英会話を学んでから
日常会話を学ぶ、というのも、
全然あり得る話ですし、むしろ推奨です。

日常英会話よりも
ビジネス英会話の方が簡単

成功の鍵

さて、長くなってしまいましたが、
私の英語学習歴はそんなところです。
このブログでは、私が色んな先生たちから
学んできた学習法の肝を抽出し、
なるべく分かりやすく教授し、
先ずはビジネス英会話のレベルとして
取り急ぎ60~70点ぐらいを目指す
ものです。

そのうち、小手先の技術だけで英語プレゼンや
英語での打ち合わせを乗り切る方法
、なども
かなり需用がありそうなので
共有できればと思っています。

あくまで私一人の経験だけでしたが、
仮にそこから英語学習の成功の鍵をまとめると…

  • 具体的な目標を持つ
  • 一歩踏み出す勇気
  • 膨大な情報量を分かり易く
    最短距離で学ぶ道筋を知る
  • 応用が効く形で本質を学ぶ
  • 単語、熟語、言い回しの暗記
  • 自分のレベルよりも
    少しだけ高いレベルの学習を
  • 英語以前に、何を話すか
  • 文構造の完璧な把握
  • 一つ一つのアルファベットの
    発音を極めること
  • 結局、場数は大事

こんな感じでまとめられると思います。
今後、私の経験をもとに、具体的な学び方を
含めてご共有していきます。

追記:
学習法をまとめてみました

私が提唱する英語学習法の輪郭を
以下のブログでまとめました。
少しでも誰かの参考になれば幸いです。

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