今日から、時間の感覚を伴う表現を学習します。
初回の学習で目指すのは
英語で未来のことを言う
です。
大きく知っておかなくてはいけないのは
2つの表現です。これを学んでみましょう!
“will”の復習
1つ目の表現は“will”という言葉を使う方法です。
これは既に学びましたね。
既に学んだ通りで
“will”は主語の意思を表します。
主語の意思というのは現在のことでもあるし、
実際には未来のことを言っている可能性が高い。
なので、この”will”を使えば未来のことを
表現することができるというわけです。
ここから先は復習ですが改めて確認です。
基本となる言い方の復習
- He will play tennis.
「彼はテニスをするつもりです。」
まさに、テニスをするつもりなのですから
これは未来のことを表していることになります。
- It will be OK.
「それは大丈夫になります。」
ItがOKになる。という未来を表しています。
この場合は文章の意味的に、主語の意思ですが
話し手の意思に近いのかもしれませんね。
そういう意味ではshallを使っても問題無いです。
いずれにせよ、ここでのポイントは以下でした。
- 動詞の前に入れる
- “is” “am” “are”は
“be”に変わり、
それ以外の動詞の”s”は取れる
質問の仕方の復習
質問の仕方のポイントは以下の通りでしたね。
ニュアンスを込める言葉と
主語を入れ替えて聞く
- Will he play tennis?
- Will it be OK?
簡単でしたね。
答え方・否定の仕方の復習
答え方、否定の仕方はこうでした。
- 細かなニュアンスを動詞に
込めて否定したい時には、
ニュアンスを表す言葉の後に
“not”を入れる - “Yes”と言ったら”Yes”だし
“No”と言ったら”No”
シンプルな答え方の例は…
- Yes, he will. / No, he won’t.
- Yes, it will. / No, it won’t.
シンプルな否定の仕方の例は…
- He will not play tennis.
= He won’t play tennis. - It will not be OK.
= It won’t be OK.
こんな感じでした。
もう全て学んでいることなので余裕ですね。
復習はここまでにして、今日は、
もう一つの表現を学んでおきましょう。
“will”以外の言い方
“is/am/are going to ~”
という言い方があります。
これはもう覚えてしまいましょう。
“is/am/are”の部分は主語によって変えます。
この主語と動詞の対応については
改めて以下で復習しておいてください。
では、言い方を見ていきましょう。
基本となる言い方
- He is going to play tennis.
「彼はこれからテニスをします。」 - I‘m going to play tennis.
「私はこれからテニスをします。」 - They are going to play tennis.
「彼女たちはこれからテニスをします。」 - It is going to be OK.
「それはこれから大丈夫になります。」
どうでしょう。超簡単じゃないですか?
“to”の後は普通の文章の時に動詞に”s”が
ついていたとしても何も無い状態になります。
また、話し言葉では“going to”の部分が
“gonna”ぐらいに聞こえることも多いですし
実際そう言ったり書いたりもします。
質問の仕方
ではどうやって質問するのか。
これはもう今まで学んできたことを踏まえれば
分かってしまうのではないでしょうか?
- Is he going to play tennis?
- Am I going to play tennis?
- Are they going to play tennis?
- Is it going to be OK?
その通り!
動詞と主語を入れ替えればOKです。
答え方・否定の仕方
こちらも、もはや何の問題も無いですよね。
単純にYes / Noの一言で答える場合もあるし、
シンプルに
- Yes, he is. / No, he isn’t.
この程度でOKなわけです。
文章でしっかり否定してあげる場合には、
- He is not going to play tennis.
- I‘m not going to play tennis.
- They are not going to play tennis.
- It is not going to be OK.
もう、今までの原則通りという感じなのです。
“will”と”is/am/are going to”の違い
ここで誰もが気になるのが
“will”と”is/am/are goint to~”の違いです。
両方とも未来のことを言えますし、
極論、同じなんですよね。
ですからどちらか好きな方を使ってください。
それでも違いが気になるという場合には、
以下のように考えておくと良いと思います。
このあたりは人によって見解が分かれる部分も
あると思われるのであくまで参考程度に。
いいやすさ/好み
非常に感覚的な話で恐縮ながら
究極的にはその場での言いやすさや
その人の口癖というか、好みというのが
モノを言う部分ではあります。
“will”は前後に続く単語次第では言いにくい、
“is/am/are going to~”の方が常に言い易い、
単語をいくつも重ねるからよりはっきりと
未来のことを言えそうな気がする、
といった感覚です。
ニュアンス
こちらの方が重要かもしれません。
“will”はやはり主語の意思のニュアンスです。
より意思の感じを出したい時には”will”。
というのも一つの考え方です。
また“is/am/are going to~”については
また次回扱うのですが、実際には、
「今まさにしようとしている感じ」を
示す表現の仲間だったりもします。
従いまして、同じ未来のことを言うにしても
- will
-
意思の感覚がやや強め
- is/am/are going to~
-
今まさにしようとしている感覚あり
ぐらいのニュアンスの違いで捉えても良いです。
でもまぁ、そこまで気にしないでください。
どちらも未来を表せるので、気にしすぎて
話せなくなるぐらいなら、気にせず、
思い切って話してしまってください。
本日の復習と次回の予告
今日は未来を表す表現の学習をしました。
- “will” と
“is/am/are going to~”
の2つの表現が基本 - それぞれの言葉の使い方は
英語の原則通り
英語の基礎が盤石になっている皆様ならば、
今日の学びは非常にシンプルだったと思います。
明日は「今まさにしていることを表現する」
ということについて学びを進めていきましょう。