皆さんは、英語の土台を構築している最中です。
そのために学ぶべき項目は以下の15項目です。
- 状況を説明できる
- 自分のことを説明できる
- 細かなニュアンスを伝えられる
- 未来のことを言える
- 今していることを言える
- 過去のことを言える
- ずっと続いていることを言える
- ぼやかして伝えられる
- 動詞を名詞にできる
- 比較できる
- 文章をつなげられる
- もしものことが言える
- お願いできる
- 人から聞いたことを伝えられる
- 学んだことを組み合わせられる
このうち、上から3つの学びを終えましたので、
とりあえずその3つに緑の下線を引いてみました。
実はこれで英語の基礎が完成したのです!
英語の基礎が完成した記念に、本日は、
その基礎の部分を簡単に振り返りながら、
今までで学ぶことができた英語の型について
知識として持っていただければと思います。
本日の目標は…
- 英語の型を理解する
- 第1~3文型を理解する
ということにしましょう。いつものように、
極限までシンプルにお伝えするつもりです。
英語の型:5個の文型がある
私が大学受験を控える受験生達に対して
英語を教授していた時、一番最初に教えたのが
この英語の型の話でした。受験英語で言うと
いわゆる「英語の5文型」と呼ばれるものです。
ただ、これに苦手意識を持っていた生徒が
多かったことも事実です。というのも、
どうしても文法的な説明が先行してしまい、
まるで数学の公式のように学ばされていた
生徒が多かったみたいなんですよね。
私自身も若かりし頃に受験で学んだ時、
なんだかとっつきにくかった記憶があります。
でも、実際は全然難しい話ではないんです。
英語がいかにシンプルな構造になっているか、
逆に解き明かされるような内容なのです。
実際、本ブログでここまで学びを進めてきたら、
もう第1文型~第3文型までは習得できています。
ですので何ら恐れることはありません。
既に知っていることを、さらに分かりやすく
整理されているに過ぎませんので。
あまり構えずに、
以後、読み進めていただければ幸いです。
とは言え、最低限の文法用語は必要なので、
改めて以下のブログで復習してから、
学びを進めてくださいませ。
その復習さえしておけば、
新しく覚えることは何もありません。
ではいきますよ。
日本語と違って、英語は単語を並べるだけで
相手と意思疎通が取れてしまう言語です。
問題はその並べ方です。
単語の並べ方を説明したのが5文型
です。
英語には単語の並べ方が5つしかないのですね。
それがこれです。
- 第1文型:SV
- 第2文型:SVC
- 第3文型:SVO
- 第4文型:SVOO
- 第5文型:SVOC
ここで、今まで見たことがないCというものが
出てきましたが、気にしないでOK(!)です。
後で説明しますし、実際、覚える必要ないです。
このうち第1~第3文型までは既に学びました。
なので今日は第1~第3文型までを復習のために
改めて解説していきますね。
第1文型:SV
まずは第1文型です。
第1文型:SV
ほぼ説明することはないんですが、
日本語で言うと、要するに単語を
主語(S)→ 動詞(V)
の順番で並べれば文章ができますよ、
ということを示しているだけです。
知ってるよ!という話ですよね笑
Sには名詞か代名詞がくるというのも
既に学んでいる通りです。
例えば…
- I walk.
- I sleep.
- The concert begins at seven.
- He is here.
全部、主語→動詞の第1文型なわけです。
3つ目と4つ目は合っても無くても良いものが
それぞれついていますが、極論、
合っても無くても良いんですから
これらは主語→動詞の文章と考えます。
- The concert begins at seven.
「そのコンサートは始まります」ですね。
まさに英語の本質、結論ファーストです。
“at seven”(=7:00に)は補足説明ですよね。
こういう補足説明がついている文章の
補足部分は取っ払って考えるのが文型です。
- He is here.
この文章も「彼はいます」という話だけです。
どこにいるのか、という補足説明は後回しで、
“here”(=ここに)と補足しているわけです。
この補足説明は合っても無くても良いので、
言ってしまえば副詞、あるいは副詞の塊ですね。
こんな感じで、
主語(S)→ 動詞(V)
と並べて、あとは必要とあらば副詞や副詞の塊で
補足説明をしていく。そうやって単語を並べれば
文章になっちゃうんだよ、というのが
第1文型が意味するところです。
第2文型:SVC
次に第2文型です。
第2文型:SVC
これも考え方は全く同じです。
単語を
主語(S)→ 動詞(V)→ C
の順番で並べれば文章ができますよ、
ということを示しているだけです。
ここで初めてCなるものが出てきました。
別にこれは覚える必要ないです。
動詞の前後が「=」の関係になる場合、
動詞の後ろのものがCと呼ばれる
というだけの話なのです。
例えば…
- She is a teacher.
- He is tall.
- She looks sad.
- I feel happy.
- They are kind to me.
これらの文章は全部第2文型です。
- She is a teacher.
この文章の場合、動詞“is”の前後に注目です。
She = a teacherですよね。こういう時、
“a teacher”はCと呼ばれるのです。
- He is tall.
He = tallです。
- She looks sad.
「彼女は悲しそうに見える。」
She = sadです。
- I feel happy.
I = happyです。
- They are kind to me.
They = kindです。“to me”は合っても無くても
極論構わないやつですね。
「私に対して」ということで副詞の塊でしょう。
ということで、S→V→Cの順番で
単語を並べれば文章ができるわけです。
なお、もう御察しがついているでしょうが、
Cは名詞か代名詞か形容詞しかない
ですね。
第3文型:SVO
最後は第3文型です。
第3文型:SVO
単語を
主語(S)→ 動詞(V)→ 目的語(O)
の順番で並べれば文章ができますよ、
ということを示していますね。
例えば…
- He plays tennis.
- I like dogs.
- She studies English.
もう、非常に典型的な感じですよね。どの文章も
動詞の後は「~を」という目的語です。
この「~を」というのがくるように
単語を並べればS→V→Oの順番になります。
お気付きのように、
Oに入るものは名詞か代名詞です。
今日の復習と次回の予告
以上、英語の型について非常にシンプルに
学んできました。ここまでの学習ができていれば
英語の型も簡単に理解できたことでしょう。
ちょっと理解しにくかった部分があれば
これまでの学習が不充分かもしれません。
何も新しいことは無くて、今までの学びを
違う言い方で説明しているだけですので。
第4~第5文型については、機会がきたら
その時に学びましょう。今はこれで充分です。
簡単におさらいしますね。
- 単語や単語の塊の並べ方を
示すものが英語の型
(=いわゆる英語の文型) - SとOは(代)名詞が入る
- Cは(代)名詞か形容詞が入る
ここまでで英語の基礎は盤石です。
次回以降は、
時間を自在に操る方法を学びましょう。