“is” “am” “are” 以外の動詞を使って英語で自分のことを説明する

英語学習を何から始めるかという話の際に
“This is a pen.”派と”I play tennis.”派の
両方のタイプがあるという話をしました。

本ブログで推奨するスタート地点は
“This is a pen.”で、その通り学習を進めました。

今日から”I play tennis.”に入っていきます。
これによって、自分のことや他人のこと、
あるいはあらゆる状況について、より自在に
質問や説明ができるようになります

具体的には今までより学びを進め、

“is” “am” “are”以外の
動詞の使い方

を学びます。

目次

“is” “am” “are”以外の動詞

“is” “am” “are”以外の動詞の使い方を学びます。
とは言え、要するにそれって膨大です。
「ほとんど全ての動詞を学ぶ」などと
言っているようなものですね。

それはほぼ不可能なので、ここではしっかりと
使い方を自分のものにしていきましょう。
そうすれば、後は単語の勉強をして、
自分が知っている動詞を増やしていけば
いかようにでも表現できるようになりますので。

ということで早速参ります。

“is” “am” “are”以外の動詞の代表例。
例えば“play”(=遊ぶ)なんてどうでしょう。
日本語で言い切った時の語尾が「う」で終わる
ので、誰がどう見ても動詞です。

改めてになりますが、文法用語については
最低限のものをこちらにまとめています
ので
まだ理解しきれていない方はご覧ください。

この”play”を使った時の例文はこちらです。

  • I play tennis.

この文章は3つの単語でできていますが、
それぞれの単語の意味を知っていれば
何を言おうとしているかわかります。

  • I(=私)
  • play(=遊ぶ)
  • tennis(=テニス)

ということでこの文章の意味はどう考えても
「私はテニスを遊びます。」ですね。
それだとちょっと日本語としてぎこちないので
「私はテニスをします。」ぐらいでしょうね。

さて、ここで思い出してください。
やはり英語の本質がこれでもかと感じ取れます。
なぜかというと、語順が完全に英語です。

“I play tennis.”

ですよ?
日本語でそのまま解釈すると…

「私 遊ぶ テニス。」

です。

「私は遊びます(!)」と結論を言っています。
“I play”とまず言ってしまうんですね。
聞き手としては「何を遊ぶの!?」と
質問したくなるわけですが、
一旦結論を言った後で一言”tennis”と言うのです。

英語はこういう言語です。
まさにこれまで何度も学んできたことが
ここでも繰り返されたことになります。

何度強調しても良いことですので繰り返します。
英語という言語は、

  • 結論ファースト
  • 主語の後はすぐ動詞
    それ以外は後回し

もう、これしか教えていないんじゃないか、
というぐらいに繰り返していますね。
それぐらいここに英語の本質があります。

さて、そんな”I play tennis.”ですが、
この”play”を今、「遊ぶ」と訳したり、
あるいは単純に「する」と訳したりしました。

このように、英語の単語というのは、
日本語に訳す時に文脈次第でどうにでも
訳せてしまいます

これも英語の本質の一つと言えます。

例えば、こんな文章だとどうでしょう。

  • I play the piano.

これも直訳すれば「私はピアノを遊びます。」
ですよね。でもそれだと日本語として変なので
「私はピアノを弾きます。」ぐらいに
訳しておくのが妥当と言えるでしょう。
“play”という単語を「弾く」と訳しました

という具合に考えると、もしかしたら、
日本語の方が少し繊細なのかもしれませんね。
ちょっとしたニュアンスを表せるので。
英語の場合は使われる単語は実は多くなくて、
文脈次第で意味を解釈していく感じ
になります。

“I play the piano”の”piano”の前に
“the”がついています。これ、中学では
「楽器の前には”the”をつける」なんて
習ったりすることが多いようですが
実はネイティブに聞くと全く
その必要はないようです苦笑

なので、ここを”a”にするのか
“the”にするのかはそこまで悩まず、
あくまで基本に忠実に、
以前お伝えした考え方で良いです。
ピアノを特定したければ”the”です。

ということで、単語を学ぶ時のコツは、
その単語が持つ「イメージ」を感じることです。
ぶっちゃけまして”play”なんて単語は、
中学校などでは「遊ぶ」と習うでしょうが、
実際問題は「する」ぐらいに捉えれば良いです。
後はどう訳すかは文脈で判断です。
イメージとしては何となく「楽しげ」です。
ですので「(楽しげに)する」ぐらいでしょう。

実際、“playful”という形容詞は
「楽しげに」とか「陽気な」「ふざけた」みたく
訳すことができます。

ちょっと単語の話になって脱線しました。
“is” “am” “are”以外の動詞の使い方に
話を戻しましょう。

一応、文法的に解説しておくと、
“I play tennis.”という文章については
“I”が主語(S)で”play”が動詞(V)。
ここまでで「私はする」と結論を言い、
それだけだとみんなから「何を!?」と
聞かれてしまいますので「何を」に当たる
目的語(O)として”tennis”を置いています。

ついてこれていますでしょうか?
要は、
主語(S)→動詞(V)→目的語(O)
という構造になっているというだけの話です。

まぁ、文法のことは気にしなくて良いです笑
押さえていただきたいのはとにかく、

主語+動詞で結論を言う。
詳細は後回し。

いつも言っているこれだけでOKです!

前置詞が必要な動詞

先に結論を言って、それ以外は後回し。
この英語の本質は変わらないなかで、
動詞によっては少し注意が必要なのもあります。

例えば“live”(=住む)という動詞。
これも日本語で言い切って音を伸ばせば
「う」で終わりますのでどう見ても動詞です。
この”live”を使って、
「私は東京に住んでいます。」
と言いたい時、どう言いましょうか。

まず、英語の本質に沿って、
「私は住む」と言おうと考えた方、
素晴らしいです。大正解です。

“I live”

これで「私は住む」と言えました。
そうすると聞いている人たちは「どこに!?」と
聞きたくなりますので、その答えを言います。

ここで注意がありまして、liveという動詞は
その後にいきなり地名を言ってはいけない、
という性質を持っています。

じゃあどうするのかというと、
ここで「前置詞」というものを言うのです。
正解は、

  • I live in Tokyo.

これで「私は東京に住んでいます。」
と言えました。注目すべきは“in”ですよね。

  • I live in Tokyo.

この“in”というのが前置詞と呼ばれます。
無理に日本語で言えば、この文章の場合には
「に」という意味になりますね。
「東京に」の「に」の部分です。

このように、動詞によっては、
後に続く名詞や代名詞の前に前置詞を
必要とする動詞が存在する
のです。
これは慣れれば感覚で分かるようになります。

他にすぐ思いつくこの手の動詞で言うと…

“go”(=行く)なんでどうでしょう。

「~に行く」の「に」の部分が必要です。
「私はニューヨークに行きます。」
と言いたい時は、

  • I go to New York.

のように”to”が必要になります。

反対の意味の“come”(=来る)も同じです。

  • I come to New York.

やはり「に」を表す”to”が必要です。
「私はニューヨークに来ます。」ですね。

ちなみに上記の2つの例文は
見た目だけで言うとgo/comeの違いだけです。
これらの単語が持つイメージは

  • “go”は「離れていく」
  • “come”は「近づいていく」

という感覚です。ですから、おそらくですが、

  • I go to New York.

と言う時には、話の流れとして、
きっと話し手の居場所はニューヨークから
遠いところなんでしょうね。
それこそ、東京にいたりして。
だから、東京から離れていくイメージ
この文章を喋っているはずです。

一方で、

  • I come to New York.

と言う時には、話し手の頭の中では
きっとニューヨークに近いところに
自分や相手がいる、もしくは、
話の流れ的にニューヨークが話題の中心に
なっている、そんな場合が考えられそうです。
なので、ニューヨークに近づいていくイメージ
この文章を喋っているんだろうなと予想します。

単語のイメージついでに、最初の例文、

  • I live in Tokyo.

で登場した“live”については、基本的には
「生きている」ぐらいのイメージで捉えます。
そうすればこの文章は

「私は東京で生きています。」となりますが、
文脈次第で、

「私は東京に住んでいます。
とか
「私は東京で暮らしています。

みたいなこなれた訳ができますよね。

さらにちなむと“live”と似ている単語で
“life”という単語もあります。名詞です。
こちらは「命」「人生」「生活」といった
意味になってきます。本質的に一緒ですよね。
“life”が名詞で”live”が動詞という違いです。
なお“life”を複数にすると“lives”と書きます。
意味は本質的に同じと考えて差し支えないです。

こんな感じで、単語はイメージで覚えておくと
何かと応用が効いてくる
のです。
覚えやすくなるし、応用しやすくなるし、
一気に覚えられる単語が増えます。

このあたりの効率的な単語の学び方については
また別途お話できればと思っています。

ちょっとまたしても単語の話で脱線しましたが、
とにかく今日のところは、

動詞によっては、
後に続く名詞や代名詞の前に
前置詞が必要なものもある

ということを学べれば充分です。

主語、動詞、目的語、形容詞、前置詞、といった
文法用語が出てきて嫌だった人も
いたかもしれません。
とは言えこれらの文法用語だけは
どうしても避けられないと思います。
改めて、避けられない8つの文法用語を
こちらで見返していただければ幸いです。
逆に言えば、8つのうちの半分以上はもう既に
登場したことになりますね。

それと、人によっては、

なぜTokyoやNew Yorkに
“a”や”the”がつかないんだろう?

と不思議に思った方もいたかもしれません。
こちらについても以下のブログの原則通りです。

TokyoやNew Yorkは地名ですから、
何も言わずして特定されているようなものです。
なので少なくとも”a”はつきませんね。
一般論として地名には”a”も”the”も
つけないと思っていてOKです。
ただし、一部例外もあるので、
それは都度覚えていくしかない部分です。
例えばアメリカなんかは正式名称では
“the”がつくんですよね。

the United States of America”ですよね。
国や地名でも、複数のものが束ねられている、
そんな場所については”the”がつきやすいです。
アメリカもそれなりに独立性のある州が
束ねられている集合体という感じですよね。
なので、それらを束ねる印として“the”
置いているイメージなのです。

イギリスも“the United Kingdom”です。
4つの国から成る連合国ですから“the”でしょう。

ただ、このあたりは本当に例外もあるので、
都度覚えれば良いだけの話です。

こんなことを言うと怒られますが
極論”a” “an” “the”を間違えて言っても
大きな問題になることはほぼ無く。
また前置詞も言い忘れたり、ちょっと
違った前置詞を言ってしまっても
カタコトに聞こえるだけで、やはり
大きな問題にはならないでしょう。
もちろん正しく使えるに越したことは
ないのですが、こだわりすぎて何も
喋れないことの方が問題ですので、
英語は母国語ではないんだからと
割り切って気にせず喋りましょう。

今日の復習と次回の予告

さて、今日は単語の話に脱線したり、
“a” “an” “the”の話に脱線したりしましたが、
それが無ければ実にあっという間でした。
今や自分のことを説明することができます。

ポイントは以下でした。

  • 英語は結論ファースト
  • 主語の後はすぐ動詞
    それ以外は後回し
  • 動詞によっては、
    後に続く名詞や代名詞の前に
    前置詞が必要なものもある

後は知っている動詞を増やすだけですね。

次回は”is” “am” “are”以外の動詞を使いつつ
自分だけでなく、他人のことも説明したり、
状況の説明をしたり、そのやり方を学びます

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