英語学習の最初の一歩として
「状況の説明」から始めてきました。
本日学習していくのは「状況の説明を求める」。つまり、
相手に対して質問する
方法です。
ビジネスに限らず、会話をする上で
非常に重要になる技術ですが、
英語の仕組みの観点から言えば
ものすごく簡単なことです。
ここではあくまで英語の話をします。
「何を質問すべきか」といった
そもそものビジネスの力に近い話については
また別途の機会でしていければと思います。
では、早速、学んでいきましょう。
超簡単な質問の仕方
今回は状況についての質問の仕方です。
ルールが決まっているので簡単です。
それも全く難しいものではないので、
サクッと勉強してしまいましょう。
すごく簡単な質問のルール
例によって、マジシャンしか使わない例文で
状況についての質問のルールを学びます。
- This is a pen.
- This is an apple.
上記それぞれ日本語に訳すと以下ですね。
- これはひとつのペンです。
- これはひとつのりんごです。
これらはまさに状況についての話ですね。
この状況を「質問する」となると、
以下のように質問することになるでしょう。
- これはひとつのペンですか?
- これはひとつのりんごですか?
さぁ、またしてもマジシャンぐらいしか
使わなそうな文章が出来上がりました笑
でも、この文章の「これ」とか「ペン」とか、
要するに名詞や代名詞の部分を変えることで
いろんな文章を言うことができますよね。
その応用できそうな感覚を持っていただければ
とりあえずはOKなのです。
英語はこのような型さえ覚えてしまえば、
後は単語を変えるだけでかなり自由に
話せるようになりますので。
さて、では上記のように質問したい場合は
どうすれば良いのか。
非常に簡単で、
主語と動詞を入れ替える
のです。
英語の場合はこれで質問ができます。
つまりこういうことです。
主語と動詞を入れ替えるだけで
- Is this a pen?
(これはひとつのペンですか?)
という状況の質問をすることができました。
では、もう一つの例文である、
- これはひとつのりんごですか?
というマジシャン以外は使わなそうな質問は
どのように英語で言えば良いでしょうか。
もう簡単ですね。
正解は
- Is this an apple?
です。
ものすごく簡単ですね。
今までの文章を質問してみる
状況の説明については、
主語と動詞を入れ替えれば質問できます。
では、今まで登場した状況説明の表現について
質問する場合にはどう言えば良いか、
見ていきましょう。
- I am a teacher.
- You are my student.
- These are two pens.
- There is a pen.
- Here is a pen.
こんな表現を学んでいましたね。
それぞれ質問にするならば…
- 私はひとりの先生ですか?
- あなたは私の生徒ですか?
- これらは2本のペンですか?
- そこにひとつのペンがありますか?
- ここにひとつのペンがありますか?
それぞれ絶対に使わなそうな例文ですが、
練習には持って来いです笑
では、簡単なので早速やってみましょう。
- I am a teacher.
- Am I a teacher?
- You are my student.
- Are you my student?
- These are two pens.
- Are these two pens?
- There is a pen.
- Is there a pen?
- Here is a pen.
- Is here a pen?
簡単ですね。
とにかく、
主語と動詞を入れ替える
これだけなのです。
聞かれた側はYes / Noで返すことになります。
何も分からない時にどう聞くか?
あとは、状況自体が分からない、
ということもあるでしょう。
This is a pen.という状況があったとします。
「これはひとつのペンです。」という話です。
この文章中の「ひとつのペン」の部分が
分からない、ということもあるはずです。
つまり「これは何ですか?」と聞きたい時です。
これも非常に簡単に聞けます。
「これは何?」を聞く時のルール
This is a pen.の文章の場合において
「a pen」の部分が分からない時、
つまり「これは何ですか?」と聞きたい時には
以下のように考えます。
「何」という意味の”what”という言葉です。
ここで思い出して欲しいのが結論ファースト。
この分からない部分の「何」というのを
とにかく先に言ってしまうのです。
「何なの」(!?)と先に言ってしまう。
で、聞きたい対象(this)を後に続けますが、
質問する言い方なので、
主語と動詞を入れ替えます。
これで、
- What is this? (これは何ですか?)
という質問をすることができました。
英語の場合は結論ファーストなので、
「何ですか、これは」ぐらいの感覚ですね。
今回は”a pen”の部分が分からなかったので
“what”という言葉を使いましたが、
- You are my student.
という言葉の”you”の部分が分からない時。
つまり、「誰が私の生徒なんでしょうか?」
と聞きたい時にはどうすれば良いでしょうか。
これも先ほどと同じ考え方で、
「誰」にあたる言葉を知っていれば、
その「誰」を先に言ってしまい、
その対象である「私の生徒です」の部分の
主語と動詞を入れ替えれば聞けますね。
「誰」という単語を知っていれば聞けます。
生徒が複数かどうかで動詞はis/areですよね。
「誰」というのはどう言えば良いでしょうか。
「誰/誰の/どこ/どっち/いつ/なぜ」を聞く
- 誰
-
“who”という言葉を使います。先ほどの文は
- Who is my student?
- who are my students?
という言い方になります。
聞きたい内容に応じて単語を知っていれば
何でも聞けるようになります。
今日は「誰」以外にも「誰の」「どこ」
「どっち」「いつ」「なぜ」について
聞けるようにしましょう。
単語を覚えるだけの話です。 - 誰の
-
“whose”を使います。
- Whose student is he?
(彼は誰の生徒ですか?) - Whose student are they?
(彼ら/彼女らは誰の生徒ですか?)
という具合ですね。
- Whose student is he?
- どこ
-
“where”を使います。
- Where is my student?
(私の生徒はどこでしょう?) - Where are my students?
(私の生徒達はどこでしょう?)
という感じです。
- Where is my student?
- どっち
-
“which”を使います。
- Which is my student?
(私の生徒はどちらですか?)
ですね。
- Which is my student?
- いつ
-
“when”を使います。
- When is the next meeting?
(次の打ち合わせはいつですか?)
急にビジネスっぽくなりましたね笑
そんな感じです。 - When is the next meeting?
- なぜ
-
“why”を使います。
- Why is that?
(それはなぜですか?)
- Why is that?
このような感じで、
とにかく英語は結論ファーストなので
聞きたいことを最初に言っちゃいます。
その後、聞きたい対象の主語と動詞を入れ替え。
以上のルールでなんでも聞けますね。
- 最初に聞きたいことを言う
- 聞きたい対象の
主語と動詞を入れ替える
今日の復習と次回の予告
さて、今日は状況の説明を求める方法を
学んできました。非常にシンプルです。
(状況を聞きたい時)
- 主語と動詞を入れ替える
(聞きたい対象が分からない時)
- 最初に聞きたいことを言う
– what, who, whose, where, which,
when, whyなどなど - 聞きたい対象の
主語と動詞を入れ替える
状況の質問に対してはYes/Noで
応えることになってくるでしょう。
Yesで答える時は、ここまで学んだことだけでも
実は普通に会話ができてしまいます。
Noの場合はちょっとだけルールを
知る必要があります。
次回はそんなNoを使った言い方、
つまり否定の仕方について学びましょう。