海外経験無しでリスニング力を高める方法と限界点

前回のブログで書いた通り、
無料の英語講座を引き続き準備中です。

やはりJTCの典型的なサラリーマンのため
なかなか講座作りの時間確保が至難ですね苦笑
楽しみにしていただいている方には
申し訳ありませんが、気長にお待ちください。

とは言え少しずつ講座準備は進めています。
今日はその中でもカバーする予定の
リスニングについて書いてみます。

リスニング力を高めるには?

リスニング力を高める明確な方法論を
私は持っています。

その昔、予備校講師時代は
リスニングに特化した講座を
任されていました。
とは言っても、その頃は受験英語ですけどね。

具体的な方法論については、今度案内する
無料講座内でしっかりご共有いたします。
今日は、ノンネイティブ、もっと言うと

海外経験が無い日本語話者が
リスニング力を高めるにあたって、
どの程度を目標とすべきか

ということについて書いてみます。

目次

押さえておくべき前提

前回の記事で書いた通り、
前提としては、リスニングはもちろん
耳を慣らす、ある意味、筋トレ
的な要素を持っています。

要は実技なんですよね。
なので、ある程度体を使った練習は必要。

ですが、いきなり初心者が
そんな筋トレに励むのも無理です。
なぜ無理かというと、そもそも、
英語を理解するために必要な

  • 単語力
  • 文法力

これらが最低限必要になるからです。

さすがに、ば~っと相手から話された文章に
2つも3つも知らない単語があると
何を言われているのか分かりません。

まぁでも、それも起こり得る話です。
言われた言葉の単語が分からない。
質問できる雰囲気でもない。

だとすると、最低限の文法力が必要です。
最低限の文法力があれば、
言われた単語の意味を推測できる

可能性が増します。

これは結構、永遠の課題で、
いつまで経っても知らない単語は
出てきてしまうものです。
言葉自体も増えていきますしね。

それを前提とすれば、
やはり「単語力」「文法力」
リスニング力を高める上では
最低限は必要、という話になります。

その上で、練習方法については
無料講座内でカバーする予定です。

実際問題、海外経験無しでも
リスニング力は高められます。

少なくとも、ビジネスで使う分には
全く問題ないレベルにできます。
国内での勉強で充分可能です。

ただしですね、現実的には、
帰国子女でなかったり
英語圏での暮らし無しでは
到達できない限界点

やっぱりあったりはします。

そんな話を続けてみましょう。

到達できる最高地点

海外経験無しのノンネイティブとして
到達できる最高地点としては、
TOEICや英検などの資格試験で
リスニングパートにおいて満点
を取る。

これは、ハッキリ言って簡単にできます
今後開講する講座で学べば楽勝でしょう。

また、ビジネスの会議や
グローバルチームを巻き込んだ
プロジェクト進行においても
全く問題ないレベル
になれます。

個人的にはそこまでいけば、
海外経験無しのノンネイティブとしては
充分だと考えています。そしてこれは、
国内での勉強だけで可能です。

なぜそんなことが可能なのか。

最大のポイントは文脈
だと思っています。

要は、
文脈を事前に把握可能な現場では、
リスニング力は飛躍的に高まる

そんなカラクリです。

これは有名な同時通訳者の方も
似たようなことを言っていました。
通訳する上でリスニングはもはや
息を吸うようにできなければならない。
その上で重要なのは文脈である、と。

そういう意味では、資格試験は
その最たるものですよね。
TOEICにしろ、英検にしろ、
出題傾向は決まって
います。
大学受験の試験だってそうです。
傾向と対策ができてしまうのです。

だから、これらの試験ものについては
徹底的に対策を練れば、
リスニングで満点を取ることは可能です。

ビジネスの現場も、会議の文脈について
事前に対策を練ることは可能
です。
むしろ、議論を誘導すべきでしょう。
打ち合わせというのは何らかの
成果を毎回出さなくてはいけないので、
その成果に向かう道筋は、
会議を開く段階で見据えておくべきで、
だとすれば、自分の好きな方向で
準備ができる
わけです。
下手したら資格試験よりも、
ビジネスの方がより簡単、とさえ言えます。

そこまで英語を操ることができても、
なかなか思うようにはいかない場面があります。

それが日常会話。

これが、海外経験無しのノンネイティブが
無視のできない、到達できない限界点です。

到達できない限界点

日常会話は文脈の予習が不可能です。
もちろん、ある程度はできるものです。
自分が会話を主導しようと思えば、
予習できますし、結構話せます。

一番難しいのは、
ネイティブだらけの場で、
ノンネイティブは自分だけ、

のような場面です。

海外経験無しのノンネイティブとして、
資格試験のリスニングで満点を取れて、
ビジネスを全く問題なく進行できても、
日常会話では、
特にネイティブ同士の会話の理解が
難しいケースは多々ある
のです。

これはどんな風に聞こえるかというと、
全部の単語が聞こえて、
全部の文法も理解できて聞こえます

でも、
言っていることが分からないのです。

この理由は2つあると思っています。

  • ネイティブ同士しか分からない言い回し
  • ネイティブしか知らない背景情報の不足

結局、この2つの問題が立ちはだかるのです。

例えば、私がかつて経験した例で言えば、
アメリカ人のネイティブ同士で、
アメリカの医療システムについて
愚痴を言い合っている

ここにノンネイティブの私が入るのは
当時はものすごく難しかった…
というかできませんでした。

理由は簡単で、アメリカにおける
医療システムに対する理解がないと、
この話題についていくことは不可能
です。

もちろん、この経験のあと、

最低限調べて、同じような話題に
出くわした時には、いくつかの

国のケースを調べて、話題に
対応できるようにしよう!

と勉強するんですけどね。
次は大丈夫だと思いますが、
まだその機会はきていません苦笑

そんな感じで、初見での対応が
難しいことも多々あります。
シンプルに知識不足は圧倒的に不利です。

あるいは、これは他人から聞いた話で、
北米でよくある家賃の支払い方法で
money orderというのがあるそうです。

これも単語自体はmoney orderですから
聞き間違える可能性はほぼ無いでしょう。
でも、単語が聞こえて、一つずつの意味を
理解できたとしても、money orderが
支払方法であることを知らなければ
何を言われているのかさっぱりわからない

とのことでした。

もちろん、一度体験してしまえば、
次に備えることはできる
んですけどね。

ただ、そのような事態に遭遇する準備を
日本で暮らしているだけで追いつくのは
多分不可能だろうな
と思うのです。

なので、ここらへんが、海外経験無しの
ノンネイティブとして到達できる
限界点
なんだろうな、と思っています。

海外経験無しのノンネイティブとしての目標地点

ということで、上述の通り、
リスニング力を高める方法はあるし
各種試験で満点を取ることも可能で
ビジネスで何の問題もなく
プロジェクトを進めることも可能
です。

ただし、結局のところは
ネイティブ同士の会話では
分からないこともどうしても
出てくるので、
わからないことは聞くしかない

その都度聞く、というレベルまでいけば
正直充分だし、むしろ凄いと思います。

逆に言うと、
ネイティブレベルに
必ずしもなる必要はないし、
ビジネスで使う程度であれば
容易いと思って学んだ方が良い

んじゃないかなと思っています。

そんな気楽さで、肩の力を抜いて
楽しく勉強すれば良いと思います。

ということで、海外経験無しでも、
資格試験で満点取ったり、
ビジネスを何の問題もなくまわしたり、
国内の独学でもそこまでいける
リスニング力向上のための方法も、
今度の講座でカバー
します。

気長にお待ちいただければと思います。
今日は、そんなお話でした。

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