皆さんが構築を終えた英語の土台。
以下の14項目を学び終えました!
(15番目の項目は実践編にてカバー)
- 状況を説明できる
- 自分のことを説明できる
- 細かなニュアンスを伝えられる
- 未来のことを言える
- 今していることを言える
- 過去のことを言える
- ずっと続いていることを言える
- ぼやかして伝えられる
- 動詞を名詞にできる
- 比較できる
- 文章をつなげられる
- もしものことが言える
- お願いできる
- 人から聞いたことを伝えられる
- 学んだことを組み合わせられる
上記の知識を前提に、少し前にお話した
英語の型について、本日は完成させます。
以前お話した英語の型は
第1文型~第3文型まででした。
上記では第4、第5文型を網羅できていません。
ということで本日の目標は…
第4~第5文型を理解する
ということにしましょう。いつものように、
極限までシンプルにお伝えするつもりです。
なおそもそも文型とは何かという話や、
なぜこの学びが重要かという話については
上記のブログでしっかり復習しておいてください。
超基本のおさらい
まずは文型というもの自体のおさらいです。
英語には単語の並べ方が5つしかないのですね。
この単語の並べ方を文型と言っています。
具体的にはこれです。
- 第1文型:SV
- 第2文型:SVC
- 第3文型:SVO
- 第4文型:SVOO
- 第5文型:SVOC
このうち第1~第3文型までは既に学びました。
なので今日は第4~第5文型までを解説します。
文法用語についてもおさらいしましょう。
本学習法では文法用語はほぼ使いませんが
最低限知っておくべきは以下の通りです。
ここまでおさえた上で、進めていきましょう!
第4文型:SVOO
まずは第4文型です。
第4文型:SVOO
要するに単語を
主語(S)→ 動詞(V)→ 目的語(O) → 目的語(O)
の順番で並べれば文章ができますよ、
ということを示しているだけです。
もはや、主語(S)の後に動詞(V)、
というのも耳にタコができそうですね。
SとOには名詞か代名詞がくるというのも
既に学んでいる通りです。
ここで注目すべきは
目的語(O)が2つ並ぶ
ということだけでしょうね。
例えば…
- I told him truth.
「私は彼に真実を言った。」 - I gave him money.
「私は彼にお金をあげた。」 - I bought her a present.
「私は彼女にプレゼントを買った。」 - He showed me a picture.
「彼は私に写真を見せた。」 - She will get me a ticket.
「彼女は私にチケットをくれた。」 - They found me a place to live in.
「彼らは私に住む場所を見つけてくれた。」
全部、主語→動詞の後に目的語が2つです。
一応、2つの目的語に緑と青で線を引いてみます。
- I told him truth.
「私は彼に真実を言った。」 - I gave him money.
「私は彼にお金をあげた。」 - I bought her a present.
「私は彼女にプレゼントを買った。」 - He showed me a picture.
「彼は私に写真を見せた。」 - She will get me a ticket.
「彼女は私にチケットをくれた。」 - They found me a place to live in.
「彼らは私に住む場所を見つけてくれた。」
最初の目的語は全部「人」ですね。
で、最後の目的語は「物」です。
最後の文章は“to live in”なんていう
副詞の塊がついていますが構造は同じです。
要するにこれらの文章は、ほぼほぼ、
「人」に「物」をあげる
という意味になるということです。
動詞の意味はもちろん考えるべきですが、
困った時には「あげる」というコアの意味を
頭に思い浮かべて、後は文脈で意味を考える
というのでも実は充分何とかなります。
これが第4文型です。簡単すぎますかね。
第5文型:SVOC
最後に第5文型です。
第2文型:SVOC
これも考え方は全く同じです。
単語を
主語(S)→ 動詞(V)→ 目的語(O)→ C
の順番で並べれば文章ができますよ、
ということを示しているだけです。
Cについても覚えていますか?
ポイントは「=」の関係でしたね。
第5文型の場合は最後の目的語(O)と
その後ろにくる単語が同じものであれば
その後ろのものがCと呼ばれます。
例えば…
- She found it difficult to become a teacher.
「彼女は先生になることは難しいと分かった。」 - Milk makes you healthy.
「牛乳を飲むことで健康になります。」 - She made me sad.
「彼女のせいで私は悲しくなった。」 - He made me angry.
「彼は私を怒らせた。」 - This medicine will help you get better.
「この薬を飲めばあなたは良くなりますよ。」
Oの部分とCの部分をそれぞれ緑と青で
下線を引いてみます。
- She found it difficult to become a teacher.
「彼女は先生になることは難しいと分かった。」 - Milk makes you healthy.
「牛乳を飲むことで健康になります。」 - She made me sad.
「彼女のせいで私は悲しくなった。」 - He made me angry.
「彼は私を怒らせた。」 - This medicine will help you get better.
「この薬を飲めばあなたは良くなりますよ。」
全部、OがCになるという文章ですよね。
これが第5文型です。
- She found it difficult to become a teacher.
「彼女は悲しそうに見える。」
it = difficultです。
- Milk makes you healthy.
you = healthyです。
- She made me sad.
me = sadです。
ということで、S→V→O→Cの順番で
単語を並べれば文章ができるわけです。
なお、既に学んだ通りで
Cは名詞か代名詞か形容詞しかない
ですね。
今日の復習と次回以降の予告
以上、英語の型について非常にシンプルに
学んできました。ここまでの学習ができていれば
英語の型も簡単に理解できたことでしょう。
簡単におさらいしますね。
単語を並べる順番は単純に覚えてください。
以下は、前回の文型の学びでも出たことですが
大事なことなのでここでも繰り返します。
- 単語や単語の塊の並べ方を
示すものが英語の型
(=いわゆる英語の文型) - SとOは(代)名詞が入る
- Cは(代)名詞か形容詞が入る
もはやこれで英語を話す素地ができました。
ここから先は実践あるのみです。
次回以降は、実践を意識したコンテンツを
準備していきますので
少々お待ちいただければ幸いです。
英語の土台で言えば15の部分。
「学んだことを組み合わせられる」
にあたるところです。