英語の動詞を名詞にする方法その①~”to”を使う~

今日の学習の目標は

動詞を名詞にする

です。

いきなりそんなことを言われても、

そもそも動詞を名詞にしたい時って
どんな時だろう?

などと思われるかもしれません。

まずはどんな場合に今回の知識が必要になるか
簡単にご紹介してから表現の方法に入ります。

目次

そもそも動詞を名詞化するとは?

動詞を名詞化するというのは、
例えば「食べる」という動詞があったとします。

では、これを名詞化するとどうなるでしょう。
答えは「食べること」ですね。
これは誰がどう聞いても名詞です。

こういう言い換えができるとなぜ良いかというと
動詞って主語や目的語になれないんですよね。
既に以下のブログで学んだ通りですよね。

動詞は主語の後と決まっています。
なので動詞を主語や目的語の位置に置いて
お話をしたい時には、動詞を名詞化しなくては
いけない
、という話になるのです。

“to”を使って動詞を名詞化する

例えばですが

「私は食べることが好きです。」

という文章があった場合には、
英語の頭で考えるのであれば

  • 主語:私
  • 動詞:好く
  • 目的語:食べること

となりますね。

この文章の真の動詞は「好く」です。
「食べること」という言葉は明らかに
動詞を名詞化しています
から、
ここで適切な表現が必要になります。

具体的な言い方

では、具体的に何と言えば良いかです。
これはもう超簡単です。

“to”+動詞の原形

これで動詞を名詞化できます。

動詞の原形って何だっけ?

という人はこちらのブログをご参照ください。

今回の場合は「食べること」なので
“to eat”で表現できます。

  • I like to eat.
    「私は食べることが好きです。」

これで動詞を名詞化することができました。

“to”に含まれるニュアンス

超簡単ですよね。

ところでこの”to”と言う言葉、
「~に向かって」という意味を持ちます。

英語の本質を思い出して欲しいのですが
英語というのは

主語の後にすぐ動詞、
細かいことは後回し

でしたよね。

ですから今回の文章

  • I like to eat.

これも結論ファーストで言っているのです。

“I like”「私は好きです」と先ず言ってしまう。

好きって言うけど、何が好きなの!?

と聞き手としては質問したくなります。
で、答えるんですね。

“to eat”「食べることが(好きです)」

という具合に後から付け足すわけです。

この時の“to”のニュアンスには
「~に向かって」というコアな意味によって
少し前向きでポジティブなイメージがあります。
好きな内容を説明する言い方ですから
そもそも話題がちょっとポジティブですよね。
ですから、動詞を名詞化するという役割を
持っている言葉ではあるのですが、
それと同時にポジティブ感を持っていることが
多い
ということを頭に入れておいてください。
次回、役に立ちますので。

「~に向かって」というニュアンス

“to”にはちょっとした前向き感がある、
という話をしましたが、もっと言えば、
少し未来のニュアンスが含まれる
ということでもあります。

動詞を名詞化すると同時に
「~することになっている」という
少し未来の意味を表せる場合もあります。

例えば

  • You are to arrive at Tokyo at 10 a.m.

と言ったとしたら「あなたは午前10時に
東京に着くことになっている
という意味です。
パターンとしては

“is/am/are”+”to”+動詞の原形

の形になっている時にこのような意味に
なることが多いです。

“arrive at~”「~に到着する」
同じ意味になる言葉として
“get to~” “reach~”があるので
併せて知っておきましょう。

今日の復習と次回の予告

今日は動詞を名詞化する方法を学びました。

  • 動詞を名詞化するには
    「”to”+動詞の原形」
  • “to”にはちょっとした前向き感
    があり、「”is/am/are”+”to”+
    動詞の原形」で
    「~することになっている」

    という意味を表せる

ルールとしては簡単でしたね。
次回は動詞を名詞化する方法その②で、
動詞に”ing”をつける方法を学びます。

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