今日の学習の目標は
動詞を名詞にする
です。
いきなりそんなことを言われても、
そもそも動詞を名詞にしたい時って
どんな時だろう?
などと思われるかもしれません。
まずはどんな場合に今回の知識が必要になるか
簡単にご紹介してから表現の方法に入ります。
そもそも動詞を名詞化するとは?
動詞を名詞化するというのは、
例えば「食べる」という動詞があったとします。
では、これを名詞化するとどうなるでしょう。
答えは「食べること」ですね。
これは誰がどう聞いても名詞です。
こういう言い換えができるとなぜ良いかというと
動詞って主語や目的語になれないんですよね。
既に以下のブログで学んだ通りですよね。
動詞は主語の後と決まっています。
なので動詞を主語や目的語の位置に置いて
お話をしたい時には、動詞を名詞化しなくては
いけない、という話になるのです。
“to”を使って動詞を名詞化する
例えばですが
「私は食べることが好きです。」
という文章があった場合には、
英語の頭で考えるのであれば
- 主語:私
- 動詞:好く
- 目的語:食べること
となりますね。
この文章の真の動詞は「好く」です。
「食べること」という言葉は明らかに
動詞を名詞化していますから、
ここで適切な表現が必要になります。
具体的な言い方
では、具体的に何と言えば良いかです。
これはもう超簡単です。
“to”+動詞の原形
これで動詞を名詞化できます。
動詞の原形って何だっけ?
という人はこちらのブログをご参照ください。
今回の場合は「食べること」なので
“to eat”で表現できます。
- I like to eat.
「私は食べることが好きです。」
これで動詞を名詞化することができました。
“to”に含まれるニュアンス
超簡単ですよね。
ところでこの”to”と言う言葉、
「~に向かって」という意味を持ちます。
英語の本質を思い出して欲しいのですが
英語というのは
主語の後にすぐ動詞、
細かいことは後回し
でしたよね。
ですから今回の文章
- I like to eat.
これも結論ファーストで言っているのです。
“I like”で「私は好きです」と先ず言ってしまう。
好きって言うけど、何が好きなの!?
と聞き手としては質問したくなります。
で、答えるんですね。
“to eat”で「食べることが(好きです)」
という具合に後から付け足すわけです。
この時の“to”のニュアンスには
「~に向かって」というコアな意味によって
少し前向きでポジティブなイメージがあります。
好きな内容を説明する言い方ですから
そもそも話題がちょっとポジティブですよね。
ですから、動詞を名詞化するという役割を
持っている言葉ではあるのですが、
それと同時にポジティブ感を持っていることが
多いということを頭に入れておいてください。
次回、役に立ちますので。
「~に向かって」というニュアンス
“to”にはちょっとした前向き感がある、
という話をしましたが、もっと言えば、
少し未来のニュアンスが含まれる
ということでもあります。
動詞を名詞化すると同時に
「~することになっている」という
少し未来の意味を表せる場合もあります。
例えば
- You are to arrive at Tokyo at 10 a.m.
と言ったとしたら「あなたは午前10時に
東京に着くことになっている」という意味です。
パターンとしては
“is/am/are”+”to”+動詞の原形
の形になっている時にこのような意味に
なることが多いです。
今日の復習と次回の予告
今日は動詞を名詞化する方法を学びました。
- 動詞を名詞化するには
「”to”+動詞の原形」 - “to”にはちょっとした前向き感
があり、「”is/am/are”+”to”+
動詞の原形」で
「~することになっている」
という意味を表せる
ルールとしては簡単でしたね。
次回は動詞を名詞化する方法その②で、
動詞に”ing”をつける方法を学びます。