英語で過去・現在・未来のあらゆる時間軸を表現する

未来、現在、過去、そして
今を含む過去を全てを振り返る表現

過去数回でこれらを学んできました。

今日は、ここまで説明してきた時間軸で
僅かながら取りこぼしてきた時間
について
どう言えば良いかを学んでいきましょう。

本日の目標は

あらゆる時間軸を表現する

です。

目次

過去の全てを表現する

前回、前々回とやった“have+過去分詞”
今を含む過去は時間軸としてはカバーできます。
残すはちょっとしたニュアンスと、
今までお話していた過去よりも
さらに昔の話
をする時にどうすれば良いかです。

過去のアリバイを言うには?

過去のアリバイを証明しなくてはいけない。
そんな場面は滅多にないかもしれません苦笑
でも、一応知っておきましょう。

あの時、あなたは何をしていたんですか?

みたいな質問をされた時ですね。
「あの時」何を「していたのか」ということ。
過去のある時点でまさにやっていたこと
相手に対して説明しなくてはいけません。

例えば
「あの時私はテニスをしているところでした。」
と言わなくてはいけないとしましょう。
どう言えば良いか分かりますか?

もうその言い方も分かってしまいますよね。
過去形と進行中の表現を組み合わせます。

過去形についてはこちら。

進行中の表現についてはこちら。


「あの時」“at that time”で良いでしょう。

  • I was playing tennis at that time.
    あの時私はテニスをしているところでした。

簡単でしたね。

過去のさらに昔の話

では、過去のさらに昔の話をしたい時です。
今までの時間軸はこうでしたね。

“He played tennis.”のさらに前の話
したい時もあるかもしれません。

例えば
「彼は5年前までテニスを続けていたんだよ。」
みたいな話になる場合というのは、
過去のさらに前の話をしていますよね。

過去のある時点、この場合では5年前ですが
その時点では間違いなくテニスをしていた。
それまでテニスを続けていたということは
6年前、7年前もテニスをしていたという話。

図で言うと過去よりもさらに昔の話です。
ちょっと図の時間軸を左にずらしますね。
未来は一旦忘れましょう。

この一番左にある「さらに昔」の話をしたい。
でも問題があって、英語の場合はハッキリと
「さらに昔」と「過去」が断絶してます。

本来であれば5年前を含んでそれ以前の時間を
全て振り返りたい
わけですから、
下の図の部分を言いたいのです。

では、この部分をどう表現すれば良いかです。
これも、今までの知識を総動員すれば
その言い方が見えてくるでしょう。

今を含んで過去を振り返るためには
“have+過去分詞”
でした。
そのさらに前の時点を含み、
そこから昔の話を振り返るということで
“had+過去分詞”となります。

先ほどの文章
「彼は5年前までテニスを続けていたんだよ。」
と言いたい時には“had+過去分詞”で言えます。
「5年前」は“until 5 years ago”としましょう。

  • He had played tennis until 5 years ago.

これで言えました!

「やり続けていた感」を強調する

  • He had played tennis until 5 years ago.

先ほどのこの文章にもう少し動きを出したい時。
動きを出したいというのは、
テニスをずっとやっていた「ずっと」
強調して「習慣的にやっていた」みたいな
ニュアンスを込めたい場合です。

今のままでも良いんですけど、
「ずっとやっていた感」をさらに出したければ
こう言う手もあります。

  • He had been playing tennis until 5 years ago.

動詞の部分をさらに進行中の表現にしてしまえば
当時進行中だったことが表せますね。

そんな感じで、今まで学んだことを総動員すれば
概ね、どんな時間軸のことでも表現できます。

厳密に言うとこんな感じで時間を
表現するのが「正しい」のですが
実際の運用上は、多少間違っていても
相手が文脈で判断してくれるので
問題ありません。間違っても良いので
臆せず話しましょう。

これで過去の話は表現し尽くした感じです。

未来の全てを表現する

過去を制覇したので、次は未来にいきましょう。

未来についても当然、下の図のように
現在と未来は断絶しています。

そう考えると、過去と同じように、
現在と未来の断絶を繋いで、
下の図の部分について
言いたくなってきますよね。

例えば

「来月の終わりには東京に住んで10年になる。」

と言いたい時には上の図の水色の部分について
言及することになりますね。来月の終わりまで
住み続けているという継続です。

もう、どう言えば良いか分かりますよね?

“have+過去分詞”に未来の言い方を
組み合わせる
のです。
未来の言い方はこちらで学んでいます。

主語を「私」として、「来月の終わりには」
というのは“by the end of next month”
してみましょう。

  • I will have lived in Tokyo by the end of next month.
    「来月の終わりには東京に住んで10年になる。」

簡単ですね。
“will have+過去分詞”で良いです。

未来のある時点で仕事を完了させることを
言いたい場合はどうしましょうか?

「今日中にその書類を提出し終わるつもりだ。」
みたく言いたい時ですね。

ビジネスの世界では
「今日中」というのを営業時間の終了時間
ということで“end of the day”と言いますね。
メールではよく“EOD”と略されます。
「今日までに」“by the end of the day”
してみましょう。

  • I will have submitted the documents by the end of the day.
    「今日中にその書類を提出し終わるつもりだ。」

何も問題ないですよね。

では、未来のある時点での経験については
どう言いましょうか?

「来月で東京は5回目になります。」
みたいなことが言いたい時です。

  • I will have visited Tokyo 5 times next month.

こんな感じで良いでしょう。

ここで示した継続・完了・経験の考え方は
前回お伝えした通りですので、
不安がある方は復習してみてください。

もはやこれで未来の時間軸についても
全て言えるようになったことでしょう。

大変お疲れ様でした!

本日の復習と次回の予告

本日で、全ての時間軸に言及することが
できるようになりました。

“had+過去分詞”
“have+過去分詞”
“will have+過去分詞”で
時間軸の全てに言及できる

次回で時間の表現については最後の予定です。
動詞にニュアンスを込めた場合の
未来や過去の言い方
について学んでいきます。

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